現場リーダーに任命されました。
嬉しい反面、これまで同僚だった人が部下になるなど、少しやりにくさを感じます。
新人に対しても、頼り甲斐のあるリーダーとして務まるのか不安です。
リーダーとしての振る舞い方を教えてください。
こうした疑問や不安にお答えします。
リーダーがやることは2点!
この2つを抑えつつ、コツコツ努力していけば、必ず誰しもが認めるリーダーになれますよ!
基本的に、部下はマネジメントされたくない
「リーダーシップ」の真逆の言葉として「マネジメント」という言葉があります。
「マネジメント」とは端的にいうと「管理する」ということです。
さてここで質問です。
あなたは管理されたいですか?
これいつまでにできる?
じゃあ〇〇時までにコレをやれ。
進捗はこまめに報告しろ。
既読スルーはするな。
レスポンスはすぐ返せ。
朝一で電話出ろ。
…
ほとんどの方は嫌でしょう。
じゃあ、ほったらかしで成果は上げられますか?
と問われると、ほとんどの方は返す言葉がないと思います。
ガチガチに管理されるのは嫌。でも完全にほったらかしだと成果が上げられない。というのが部下の多くに見られる共通点です。
リーダーシップとは部下一人一人の能力を汲み取りつつ、やる気とスキルUPをモチベートしてあげること。
管理して無理やり従わせるのはリーダーとはいえません。
部下に足りない要素に気づかせ、やる気を維持できるように導いてあげるのが真のリーダーシップなのです。
リーダーに必須のスキル① ゴールをチーム全体で共有する
リーダーの仕事というのは、部下の成長度合いに対して適切なアプローチをかけることです。
人間一人一人おなじではないように、部下の能力にもそれぞれステージがあります。
まずは、部下がどのステージにいるのかを把握して、そのステージに合わせたゴールを示してあげましょう。
- やる気がなくてスキルも乏しい
- やる気がないけどスキルはある
- やる気はあるけどスキルがない
- やる気があってスキルもある
部下にゴールを示すためには、それぞれのステージで必要な要素は何か?を把握しておく必要があります。
(この部下はここを伸ばしてあげないとな)という感じですね。
「やる気はあるけどスキルが足りない人」は、当然ながら、スキルを付けてあげないといけません。
このステージの部下にはティーチングで具体的に教え込むことが必要です。目標は「成果をつけてあげる」ことです。
「スキルはあるけど、やる気がない人」はテクニックに走りがちです。
こうした部下には、手法を教えるのは得策ではありません。自分はスキルが高いとの自覚があるので、やり方をいくら教えても響かないからです。
むしろ、その仕事の裏側にある理由や意味・背景を伝えてあげることが必要です。
「このサービスは元々どういう目的にやっているか」を伝える。でないと、自分のテクニックに溺れて目の前のお客様を蔑ろにしてしまう可能性があるからです。
「やる気もあってスキルもある人」は優秀な部下です。彼らに対してはゴール地点だけを示してあげましょう。
その目標とは、会社や社長から直接下ってくる目標・ゴールをしっかり伝えてあげましょう。
ゴールを明確にすれば、達成方法は自由にさせてあげましょう。このステージにいる部下は、行き過ぎた管理や縛りは逆にモチベーションを下げてしまいます。
リーダーの役割とは、部下がどのステージにいるかをしっかり把握して、それぞれのステージに応じた目標・ゴールを与えてあげること。
高圧的で見当違いな指導をして、部下のやる気を萎えさせるのはリーダーの仕事ではありません。
リーダーの目的は、どんな部下にも、
明日も仕事がんばるぞ!
と思いながら帰ってもらうことですから!
リーダーに必須のスキル① 部下に質問する
リーダーの仕事とは「部下のお悩み解決業」です。
部下の悩みを解決して「やる気」を引き出すためには、「やりたい!」と思える環境は何ですか?と聞くことです。
じゃあコレだね!
と示してあげること。部下に営業するのと同じ感覚ですね。
最終的にうまくいくのは、上下関係よりも人間関係ですから。
人間関係がベースにあって、その上に上下関係がついてくる。ここを築けるのがリーダーとしての理想像です。
今回は「リーダーに必要な要素」をお伝えしました。今回の内容につきまして、YouTubeでも詳しくまとめています。
営業力UPを磨きたい方は、是非ラジオ感覚でお楽しみください!